強度計算ソフトウエア(NSAS)

道路標識の強度計算
 

● 公共の道路標識を設置するためには、管轄の公的機関 (道路管理者) に対して、設置する標識柱及び基礎の強度計算を行いその計算書を提示しなければなりません。弊社ではさまざまな道路標識の製造・販売を行うと共に、それらの風荷重強度計算 (たとえば一般道に於いて風速50m/秒の風速に耐えるか否か) の業務も行っています。

● 弊社に発注頂いた標識柱に関しては、その強度計算書は通常は無償で提供させて頂いています。 一方で国内各地での標識等の設計や増設に伴う工事などの関係で計算書のみのご要望いただくケースが多くありjます。そのご要望にお応えするため弊社では ”強度計算ソフトウエアNSAS(NipponTS Strength Analyze System)” を開発し、有償にて強度計算書(PDF等)のご提供をさせて頂いています。 また年間契約でのNSASソフトウエア(実行プログラム)のご提供も実施しています。

● 強度計算ソフトウエアNSASはF型柱の計算書作成の初版をスタートして今日まで精力的に開発を進め、現在では単柱、複柱、オーバーハング柱、逆L型柱、F型柱、T型(バタフライ)柱、照明柱、信号柱(多目的柱)、架台、壁面・歩道橋、アーチ型柱、門型柱までほぼすべての標識に対応し、鋼管杭基礎、ケーソン基礎、直接基礎、1本杭基礎、2本杭基礎までを含む計算書のご提供が可能となりました。NSASは現在も日々機能向上を進めています。

 

強度計算ソフトウエア(NSAS)の概要
 
画面遷移の例 (F型柱)

画面遷移の例 (F型柱)

NSASマスターメニュー

NSASマスターメニュー

● NSASはWindowsで動作するアプリケーション・ソフトウエアです。画面上で構造を指定して算定し、結果を計算書としてPDFやその他のファイル形式で生成する機能を持っています。

● ここに典型的なF型柱の強度計算の流れを示す概念を次図に示します。右端の画像をクリックすると詳細なPDFがご覧いただけます。 図が示すように画面を遷移しながら構造などを定義してゆき最後に基礎関連の算定を行い、最終的にPDFの計算書やEXCELの数量表、そしてPDFやEPSフォーマットの外観図を得ることができます。計算書は任意の処理過程においてPDFとして得ることができます。 EPSフォーマットのファイルはイラストレータなどにより更にCAD系の各種ファイル形式に変換できるため実質的にどのような図形処理システムに対しても可搬性が確保できます。

● 強度計算書の例(F型柱 pdf)

NSASで作成した強度計算書の例を示します。 強度計算書の例 (F型柱 pdf)へ

おなじくF型柱の構造図の例を示します。 計算書付属の構造図の例 (F型柱 pdf)へ

● 強度計算書のご依頼関連のページへ

 

NSASの特長

 

● 充実した標識柱・基礎対応
NSASは単柱、複柱、オーバーハング柱、照明柱、信号柱(多目的柱)、架台、壁面・歩道橋、逆L型柱、F型柱、T型柱、アーチ型柱、門型柱およびそれぞれのケーソン基礎、直接基礎、杭基礎(1本、2本杭) など、ほとんどのケースに対応できます。また、梁や主柱への共架標識の計算を含むことも可能です。国土交通省の標準的な構造に加えて、テーパー柱主体の近畿仕様もサポートしています。更に標識板の厚さの斜風時対応や単位重量の異なる標識板のサポートなど幅の広い対応が可能となっています。

 

● 強度計算書、構造図、材料表が極めて短時間で得られます
国土交通省の標準的な数値データがインプットされており、標準からの変更分を指定するだけで強度計算書、構造図、材料表をプリント出力できます。慣れると数10分程度でそれらの結果を得ることができます。特に門型など大型の柱の場合は、従来CADなどで多くの工数を要しておりましたが、ターンアラウンドタイムの大幅な短縮が可能となりました。またインプットされたデータで自動的に構造図を得るため、数値と図が違う寸足らずの発注をかけるなどの人為的ミスを排除できます。

 

● 印刷物と全く同じ内容を画面で確認できます
構造設計を行う段階で、特に強度計算書を得るときにデータの入れ間違いなどによって何度もプリントしなおして多量の用紙を消費することが意外と多く見受けられます。NSASでは実際にプリントされるものと全く同じ内容を画面で確認できるため、無駄な用紙を消費することがありません。またいくつかの構造(基礎など)をカットアンドトライするときでも迅速に行うことができます。

 

● 融通がきき、互換性にすぐれたファイルを生成します
NSASではプリンタに出力した内容が、世界中で使われているアドビ社のイラストレータで扱えるポストスクリプトと呼ばれるファイルにも出力されます。このためNSASから得られた図や表を自由自在に編集することができます。また、イラストレータの機能を併用することでPDF形式、DXF形式、AI形式、EMF形式、JPG形式など多くのファイル形式に対応でき、インターネット上でのサービスにもベストな対応が可能です。電子メール等による配布にも最適です。なお、住友スリーエム社ダイヤモンド・カッティング・システム(DCS)/VEGAとも互換性があり、標識レイアウトを構造図に埋め込むことも可能です。

 

● 美しい計算書や図・表
画面やプリント出力される文字は、いわゆるアウトライン・フォントが使われます。また多重カッコやルート記号などの数式も理想的な表現を用いています。このため計算書や図・表はそのまま製本印刷に出せるほどの極めて美しい出力が得られます。従来にない高品質出力により、高い信頼感を提供します。

 

● 容易な操作性
どなたでも容易に扱うことができるようにWindowsでおなじみのウイザード形式を採用しています。このため本来めんどうな指定も比較的簡単な操作で行えるように設計されています。また、梁・柱、フランジ、ベース、基礎などそれぞれのステップごとに、印刷イメージを画面で参照したりプリントすることができるため、ミスが少なく効率のよい設計が可能です。

 

 
標識柱の種類と機能・特長

 

単 柱

単柱算定機能の概要
 
● 単柱の最初の設定画面を右に示します。NSASの単柱の算定機能では主柱の曲がりや規制、指示、警戒標識が簡単に定義できるようになっています。このため各県警仕様の設計を容易に行うことができます。
● 5基までの板指定、腕木指定、板に隠れる主柱の風荷重設定など細かな定義が可能となっています。また主柱や腕木は21.7φ~508φまでの全サイズをポップアップメニューから選択が可能となっています。もちろん任意サイズの指定もできます。
● 断面性能については自動で計算しますが、意図的に断面係数などを変化させたい場合は、その数値をセットすることにより反映させる事ができます。これは腐食や損傷を受けた主柱を評価したい場合に有効です。
● 算定に関しては、曲げモーメントを断面係数で割る一般的なものに加え、F型柱などで用いられている比較的詳細な算定方法の2種類を選択する事ができます。このため小規模な路側柱から大規模な単柱まで巾の広い設計・算定が可能となっています。

 

単柱算定機能の概略仕様
 
● 主柱形状: 丸鋼管、H鋼、四角鋼の設定可。 丸鋼管は21.7φ~580φまで、四角鋼は50x50x1.6~300x300x6のリストから選択可能(任意サイズ設定も可能)。 標識は5基まで設定可能。主柱は標準のSS400のほかSS700など任意の材質を定義しての算定が可能です
● 基部に関してはベース式及び根入れ式の算定が可能。ベースのボルトは4,6,8,12本が設定可能(リブ数も対応)。根入れは土中、コンクリートの選択可能。
● 主柱算定は曲げモーメントを断面係数で割る通常の方法と、詳細モードによる圧縮応力度、曲げ応力度、ねじれせん断応力度など加味した最大合成応力度に基づく算定機能を持っています。
● 基礎に関してはケーソン基礎及び直接基礎の2種が可能。今回新たに鋼管杭基礎をサポート。ただし基礎専用の機能により他に1本杭基礎、2本杭基礎も可能。
● 任意の断面性能を設定可能。(通常は自動的に計算)新たに開口部(点検口)の算定機能追加
● 強度計算書PDF、構造図PDF、構造図EPSの各々を自動生成。 すべてPC画面上での確認が可能。
 
複 柱
 
複柱算定機能の概要
 
● 複柱では2本~4本までの主柱に標識・看板を固定する形式を定義し算定することができます。丸鋼管、四角鋼の設定ではポップアップメニューによる選択指定が可能です。
● 標識板は最大で5基まで設定可能。主柱はGL高さを任意設定でき、法面などでの設計も可能となっています。
●  複柱では四角形の標識板のみの設定となります。四角形以外の標識の場合(丸板など)は等価となる四角形に変換して計算します。
●  複柱に於いても必要に応じて断面係数の設定が可能となっています(通常は自動計算)。
●  主柱に関して、全ての基部での応力を求め、最も応力の大きい柱の算定を自動で行います。

 

複柱算定機能の概略仕様
 
● 主柱形状: 丸鋼管、H鋼、四角鋼の設定可。 丸鋼管は21.7φ~580φまで、四角鋼は50x50x1.6~300x300x6のリストから選択可能(任意サイズ設定も可能)。 標識は5基まで設定可能。
● 基部に関してはベース式及び根入れ式の算定が可能。ベースのボルトは4,6,8,12本が設定可能(リブ数も対応)。根入れは土中、コンクリートの選択可能。
● 基礎に関してはケーソン基礎及び直接基礎の2種が可能。ただし基礎専用の機能により他に1本杭基礎、2本杭基礎、鋼管柱基礎が可能。
● 任意の断面性能を設定可能。(通常は自動的に計算)
● 強度計算書PDF、構造図PDF、構造図EPSの各々を自動生成。 すべてPC画面上での確認が可能。
 
オーバーハング型柱
 
オーバーハング柱算定機能の概要
 
● オーバーハング柱は主に県警において使用されることの多い柱形式です。以前は標識板のつりさげ式が多用されましたが現在は固定式が主流となっています。主たる標識板は右の画面で指定しますが、添架板などはポップアップメニューによる選択指定ができるようになっています。
● オーバーハング柱ではテーパー柱が使われるためテーパー率(通常0.01)と先端径を指定し、曲げ半径を指定して定義します。
● 断面性能については自動で計算しますが、意図的に断面係数などを変化させたい場合は、その数値をセットすることにより反映させる事ができます。これは腐食や損傷を受けた主柱を評価したい場合に有効です。
● 共架板は主柱に3基まで定義する事が可能です。

 

オーバーハング柱算定機能の概略仕様
 
● 主柱形状: 通常はテーパー柱であり直接先端径を指定しますが、直管も可能で21.7φ~580φまでのリストから選択も可能。関東地方整備局、近畿地方整備局、中国地方整備局の各図集番号での構造指定が可能。
● 基部に関してはベース式及び根入れ式の算定が可能。ベースのボルトは4,6,8,12本が設定可能(リブ数も対応)。根入れは土中、コンクリートの選択可能。
● テーパー柱ではフランジと梁の算定は有りませんが、その他はF型柱などとほぼ同様な算定を行います。
● 基礎に関してはケーソン基礎及び直接基礎の2種が可能。ただし基礎専用の機能により他に1本杭基礎、2本杭基礎、鋼管柱基礎が可能。
● 任意の断面性能を設定可能。(通常は自動的に計算)
● 強度計算書PDF、構造図PDF、構造図EPSの各々を自動生成。PC画面上での確認が可能。
 
照明柱
 
照明柱算定機能の概要
 
● この照明柱算定機能は主に旧来型のテーパー曲げ形式の照明柱の算定を目的に開発された機能プログラムです。旧来型の照明柱に共架を行いたい場合や、腐食診断の関係などで算定を行う場合に利用されています。主柱は1本ですが、照明灯は1本または2本の指定が可能です。近年の様々な形状の照明柱の算定は後述の ”信号柱(多目的柱)” の算定機能の方が多用されています。
● 照明柱では開口部(点検口)の算定が可能となっています。
● 共架板は主柱に3基まで定義する事が可能です。
● オーバーハングと同様にテーパー柱主体のため、アーム部や主柱は先端部直径サイズとテーパー率を指定しします。

 

照明柱算定機能の概略仕様
 
● 主柱形状: 通常はテーパー柱であり直接先端径を指定します。テーパー柱では整備局標準のモデルはありません。
● 基部に関してはベース式及び根入れ式の算定が可能。ベースのボルトは4,6,8,12本が設定可能(リブ数も対応)。根入れは土中、コンクリートの選択可能。
● 照明柱ではフランジと梁の算定は有りませんが、その他はF型柱などとほぼ同様な算定を行います。
● 照明柱では一連の画面内では基礎の算定機能は持っていません。ただし基礎専用の機能によりケーソン基礎、直接基礎、1本杭基礎、2本杭基礎、鋼管柱基礎が可能です。
● 任意の断面係数を設定可能。(通常は自動的に計算)
● 強度計算書PDFを自動生成。 PC画面上での確認が可能。
 
逆L型柱、F型柱、T型柱
 
逆L型柱、F型柱、T型柱の算定機能の概要
 
● 逆L型柱、F型柱、T型柱の3種は梁の本数と方向が異なるだけで基本的には同様な算定機能を持っています。関東地方整備局、近畿地方整備局、中国地方整備局の各図集のモデルをサポートしています。F型柱はそれに加えて九州地方整備局の図集をサポートしています。これらの柱形式では直風時と斜風時、そして常時の算定を行います。また地震時に関する算定も一部含まれています。
● 主標識は奥行も指定可能で斜風時の算定に反映されます。片面版、両面版の指定も可能です。
● これらの柱形式では色々な共架構造物が付加されるケースが多く、算定の対応力を強化するため、梁や主柱に対して多くの共架設定が可能となっています。もちろん断面性能についての機能も含んでいます。
● 標識板を取り付けるクランプ部に関してはコの字(標準)型、平板型、そして近畿タイブの3種をサポートしています。
● T型柱では梁本数が左右2本づつの標準タイプ以外にも右図の様に色々なパターンの設定が可能です。

 

逆L型柱、、F型柱、T型柱の柱算定機能の概略仕様
 
● 主柱形状: 丸鋼管は21.7φ~580φまで、リストから選択可能(任意サイズ設定も可能)。 共架板(構造物)の設定では任意の名称が設定できるため、より見やすい計算書が得られます。
● 基部に関してはベース式及び根入れ式の算定が可能。ベースのボルトは4,6,8,12本が設定可能(リブ数も対応)。根入れは土中、コンクリートの選択可能。
● 開口部(点検口)の算定機能を含みます。
● 基礎に関してはケーソン基礎及び直接基礎、1本杭基礎、2本杭基礎の全てが可能。
● 任意の断面性能を詳細に設定可能。(通常は自動的に計算)
● 強度計算書PDF、数量表PDF、数量表EXCEL、構造図PDF、構造図EPSの各々を自動生成。 データの可搬性にすぐれています。
 
信号柱(多目的柱)
 
信号柱(多目的柱)算定機能の概要
 
● 信号柱の算定機能では主柱は1本ですが、4本つなぎまで設定可能であり、アーム及び灯器は最大4つまで任意方向の設定が可能です、構造物の奥行方向に至るまで計算しますので、任意方向の風に対する正確な応力の算定が可能となっています。
● 全てのアームと主柱にはそれぞれ共架設定が可能でその構造物の奥行まで計算します。また当然ながら各々には任意名称の設定ができるため判りやすい計算書を得ることができます。監視カメラ、制御盤、道路標識など様々なニーズに対応します。
● 捻回限界モーメントの設定が可能で、限界を超える場合は警告表示を行うことができます。
● 信号柱の算定機能は本来は車両用灯器、及び歩行者用灯器のためのものですが、汎用的な設計となっているため、信号柱に限らず様々な構造物の算定に応用できます。
● 基礎の算定に関してもF型柱などと同等で、ほぼすべての形態の基礎に対応しています。
● ケーブルは最大で4本まで設定できますが、ケーブルスパンとたわみ(ち度)と単位重量、直径、そして引張方向(角度)を指定する事で張力を自動計算するように改善しました。更にJEAC仕様の基礎計算やコンクリート柱の計算も可能となりました。

 

信号柱(多目的柱)算定機能の概略仕様
 
● 最大4方向の任意角度のアーム設定が可能。各アームは上下2段の設定が可能。各アームには任意サイズ・重量の灯器の設定が可能で、さらに各アームには2~3基の共架板の設定が可能。主柱には3基までの共架板の設定が可能。主柱は標準のSS400のほかSS700など任意の材質を定義しての算定が可能
● 主柱は最大4本までのつなぎ形式が可能で、主柱算定は3段目及び4段目の両方を行います。
● 基部に関してはベース式及び根入れ式の算定が可能。ベースのボルトは4,6,8,12本が設定可能(リブ数も対応)。根入れは土中、コンクリートの選択可能。
● 灯器とアームと共架の設定の他に最大4方向までのケーブルの設定が可能。
● 基礎に関してはケーソン基礎、直接基礎、1本杭基礎、2本杭基礎が可能。
● 任意の断面性能を設定可能(通常は自動的に計算)。また開口部(点検口)の算定が可能。
● 強度計算書PDFを自動生成。 
 
架 台
 
架台算定機能の概要
 
● 壁面や壁高欄などの垂直面に標識柱を設置する際はL字型基台をアンカーボルトで固定し基台上部に標識柱を設置することになります。架台算定機能では基台自身とアンカーボルト、及び基台のリブの強度計算を行います。ボルト10本(リブ4枚)、及びボルト8本(リブ3枚)の二種類の任意サイズの架台の設計が可能です。
● 架台の取付はコンクリート面を想定しており、アンカーボルトはその埋め込み長に基づいたコーン状破壊を考慮した算定を行いますので打ち込みアンカー、ケミカルアンカーに対応可能です。
● 右図の構造を想定したプログラムですが、ボルト本数として4が指定された場合は架台やリブの算定をスキップしてボルト関係のみの算定を行います。これにより単純な構造の基台のケミカルアンカーボルトなどの算定まで行えるように工夫されています。

 

架台算定機能の概略仕様
 
● 架台基本形状: L字型。
● アンカーボルト本数: 8本、及び10本。 リブ数はそれぞれ3枚及び4枚に対応。
● 壁面及び受け台部分の板厚の合否、アンカーボルト自体の合否、リブ厚の合否、アンカーボルトの埋め込み長の合否をそれぞれ算定。
● 存在応力として、鉛直力、水平力、固定時曲げモーメント、風時曲げモーメント、回転モーメントをそれぞれ指定。
● 強度計算書PDFを自動生成。 
 
壁面・歩道橋標識算定機能
 
壁面・歩道橋標識算定機能の概要
 
● トンネル入り口の垂直面や歩道橋に設置される標識などの場合は標識に4か所のC型チャネル材による柱を設けてリブの付いたベースとする構造が用いられます。
● 柱材の合否、ベース板厚の合否、ベース固定のアンカーボルトの合否、コンクリートの最大圧縮応力度、そしてリブ自体と溶接の合否判定をそれぞれ行います。
● 算定の考え方は道路標識ハンドブックの内容に準拠しています。

 

壁面・歩道橋標識算定機能の概略仕様
 
● 主柱形状: 基本的にはC型チャネル材を想定しているものの断面性能を指定できるため任意の柱での算定が可能。
● 短い方の柱の長さと柱のタテ間隔をゼロに設定すると柱2本で支える構造として算定を行うことが可能。
● 断面性能として、断面積、断面二次半径、断面係数の設定が必要。
● ベース部ボルト及びリブは4本構造のみ。
● 強度計算書PDFを自動生成。 
 
アーチ型柱
 
アーチ型柱算定機能の概要
 
● アーチ柱の最初の設定画面を右に示します。アーチ形状の設定のほか梁部分には任意の共架標識(構造物)を全部で12基まで設定が可能で、左右の主柱部分にそれぞれ3基づつの共架構造物を設定できます。
● 12基までの標識等は個々に前後位置、奥行を含むサイズ、単位重量、そして名称を任意に設定できるためあらゆる構造に対する算定が可能となっています。
● 複雑な構造においても正確な算定を行うために左右方向に1cmきざみで合成応力を求めて結果を得ます、そのため負荷の様子が一目瞭然の分布図を確認しながらの算定が可能であり設計が非常にやり易くなっています。
● 鉛直荷重、風時曲げ―モーメント、無風時偏芯荷重、風時偏芯荷重など考慮した算定を行います。また指定によっては梁部に発生した回転トルクが主柱に及ぼす影響まで考慮した算定が可能です。
● 基礎はケーソン基礎、直接基礎、1本杭基礎、2本杭基礎が可能ですが、直接基礎の場合は左右の柱に異なるサイズの基礎形状を指定することが可能(左右2つの基礎計算)です。

 

アーチ型柱算定機能の概略仕様
 
● 主柱形状: 丸鋼管、21.7φ~580φまでリストより選択可能(任意サイズ設定も可能)。 標識(構造物)は梁上に12基まで設定可能。主柱には左右にそれぞれ最大3基づつの共架が可能。主柱はテーパー率の指定が可能。
● 基部に関してはベース式及び根入れ式の算定が可能。ベースのボルトは4,6,8,12本が設定可能(リブ数も対応)。根入れは土中、コンクリートの選択可能。
● 梁は最大4本つなぎの構造まで可能。
● 基礎に関してはケーソン基礎、直接基礎、1本杭基礎、2本杭基礎が可能。直接基礎は左右独立した構造の算定が可能。
● 開口部の算定が可能。
● 強度計算書PDF、構造図PDF、構造図EPSの各々を自動生成。 すべてPC画面上での確認が可能。
 
門型柱
 
門型柱算定機能の概要
 
● 門型柱の最初の設定画面を右に示します。門型柱の設定のほか梁部分には任意の共架標識(構造物)を全部で12基まで設定が可能で、左右の主柱部分にそれぞれ3基づつの共架構造物を設定できます。
● 12基までの標識等は個々に前後位置、奥行を含むサイズ、単位重量、そして名称を任意に設定できるためあらゆる構造に対する算定が可能となっています。
● NSASの門型の特長の一つに開口部の算定があります。門型の開口部は前後の柱に各々別設定ができます。また開口方向は通常の道路横断方向のほか、道路方向の指定も可能です。この様な設定に於いても前後の主柱の開口サイズと方向を踏まえた合成された断面性能を求めて算定を行います。また主柱の左右どちら側で算定を行うかの指定ができるのも大きな特長と言えます。
● 複雑な構造においても正確な算定を行うために左右方向に1cmきざみで合成応力を求めて結果を得ます、そのため負荷の様子が一目瞭然の分布図を確認しながらの算定が可能であり設計が非常にやり易くなっています。
● 鉛直荷重、風時曲げ―モーメント、無風時偏芯荷重、風時偏芯荷重など考慮した算定を行います。また指定によっては梁部に発生した回転トルクが主柱に及ぼす影響まで考慮した算定が可能です。
● 基礎はケーソン基礎、直接基礎、1本杭基礎、2本杭基礎が可能ですが、直接基礎の場合は左右の柱に異なるサイズの基礎形状を指定することが可能(左右2つの基礎計算)です。

 

門型柱算定機能の概略仕様
 
● 主柱形状: 丸鋼管、21.7φ~580φまでリストより選択可能(任意サイズ設定も可能)。 標識(構造物)は梁上に12基まで設定可能。主柱には左右にそれぞれ最大3基づつの共架が可能。主柱はテーパー率の指定が可能。
● 基部に関してはベース式のみの算定が可能。ベースのボルトは4,6,8,12本が設定可能(リブ数も対応)。
● 梁は最大4本つなぎの構造まで可能。
● 基礎に関してはケーソン基礎、直接基礎、1本杭基礎、2本杭基礎が可能。直接基礎は左右独立した構造の算定が可能。
● 開口部は前後主柱に独立したサイズを指定可能、開口方向も道路方向と横断方向を設定可能。また左右の主柱のいずれか指定した算定が可能。
● 強度計算書PDF、構造図PDF、構造図EPSの各々を自動生成。 すべてPC画面上での確認が可能。
 
各種の基礎専用プログラム
 
 基礎算定機能の概要
 
● 前述の各種標識柱の算定プログラムは基礎算定の機能を含みますが、時として標準的な基礎算定機能では対応できない場合があります。その様な場合に使用されるのが基礎専用のプログラムです。
● 鋼管杭基礎、ケーソン基礎、直接基礎、1本杭基礎、2本杭基礎の全5種類があります。
● 各標識柱算定機能付属の基礎算定機能に比べて拡張されている機能は、使用鋼管の腐食による減肉指定、ねかせ指定、変形基礎指定、許容地盤反力度指定、安全率や係数の指定、そして1本杭基礎は土木研究所の研究成果に基づく算定とした点などです。
● 直接基礎に関しては置き基礎の算定モードがあり、土の場合とコンクリートの場合のいずれの面に置かれた場合でも算定できるように考慮されています。
● すべて上部工の荷重やモーメントを最初に指定して、以降は必要に応じた基礎の設定を行って算定します。従って各種標識柱の算定機能の結果と共に利用する形となります。