強度計算書のご依頼について
● ”強度計算ソフトウエアNSAS(NipponTS Strength Analyze System)” にる強度計算書をご利用頂く方法として、以前は年間契約に基づいてNSASソフトウエアを入手して頂き、実行して頂く方法も行っておりましたが、どうしても割高になってしまうため、現在は単に強度計算書(PDFなど)のみを弊社よりご提供させていただく方法にしぼり対応させていただいております。 いままで多くのお客様にNSAS強度計算書をご利用頂いておりますが、ほとんどの方には 強度計算書PDF作成 でのご発注を頂いています。1本の柱の比較的シンプルな構造の場合では最低価格3万円から対応が可能です。
● 道路標識としては通常は固定荷重と風荷重による強度計算書が一般的ですが、近年は道路標識に於いても地震による機器倒壊に対する安全性を確認するための記述を求められることがあり、鋭意対応範囲を広げております。また道路標識柱とは別に、各種電気設備など構造物の 耐震計算書 も特注にて対応できるようになっております。
● 強度計算ソフトウエアNSASのページ に記述致しました様に、ほとんどの標識柱に対応可能です。 各標識柱の計算書の概要や仕様についてはそちらをご参照ください。 また最も標準的な計算書である F型柱の強度計算書例PDF を参照頂くと他の柱形式での計算書のおおよその想定ができるものと思われます。 また弊社NSASは全国道路標識・標示業協会発行、道路標識ハンドブック 及び日本道路協会発行、道路標識構造便覧 などに準拠しています。 これらの文献も参考になるものと思われます。
強度計算書ご依頼からの具体的な流れについて
● 強度計算書のご依頼は簡単です。設計の風速(40m/s , 50m/s , 60m/s ・・・?)と、あとは標識柱の構造(寸法)と構造物の重量が判ればほぼ着手できます。もちろん基礎のご指定があればそれに従いますが、こちらで提案することもできます。
● 新規設計で、合否によって主柱サイズの変更等が必要な場合でもほとんどコストアップ無しに対応しています。合格となる構成にして計算書をお渡しします。
● 既存の標識柱に対して新たに共架板等が発生した場合の計算では現状の構造の寸法を教えて頂き計算します。 予定した構成でNGとなる場合はできるだけアドバイスを差し上げています。わずかな工夫でOKが出る事も良くあります。
● 計算に必要な情報がそろい、着手を開始し、計算書PDFをメールさせて頂くまでの時間は内容の難易度や弊社内の混み具合にもよりますが過去の実績では概ね3日程度で対応できています。早ければ当日や翌日の場合もあります。
● 成果物は 強度計算書のPDF、構造図の有るものについてはそのPDF (EPS可)、数量表の有るものについてはそのPDF (EXCEL可) を基本的にはメールでお送りしています。不明点等や確認事項などは適宜電話やメールにて対応しております。
● できる限りご要望に沿う回答をさしあげております。 また一時的な特注に対応させていただく事もあります。 たとえば門型柱に於いて通常は4本梁構造であるのに対して5本構造にしたり逆に2本にしたり、また構造が比較的簡単であっても意外に対応が難しいアルミポールを組み合わせた遮断機に対応するなど様々なご要望に対応してきた実績があります。この様なケースでは一時的にプログラムの修正が発生しますが、数日~10日程度での対応を行って参りました。まずはご相談頂ければ検討させて頂きます。
強度計算書ご依頼のコスト
● 強度計算書作成のコストは弊社サイド作業の難易度と費やした時間に依存しています。 難易度に関してですが、弊社NSASの標準機能そのままで対応できる場合は比較的安価でご提供できます。 また同じF型柱の算定でも頂いた構造データがきちんとそろっている場合とそうでない(こちらで見繕う必要のある場合)とでは作業量の関係でコストアップになることがあります。 同様にF型柱に情報板や歩廊・点検ハシゴなどが存在している場合などはNSASにデータとしてインプットするための手間が増える分コストアップになります。 逆に歩廊などを事前にタテ・ヨコ・奥行の立方体(箱)に置換えてその重量と位置を整理して頂くだけでコストアップを避けられることもあります。 (NSASでは構造物の多くは等価な立方体に置換えて計算しています)
● ラフな試算ですが、標準的なF型柱で標識板からフランジ、ベース、基礎までのサイズが全て記述いただいている場合ですと5万円以下で算定可能なケースが多いです。 しかし同じF型柱でも国土交通省の情報板などで、歩廊や点検ハシゴなどが有り、サイズも明確でない場合などですと6万円以上となるケースもあります。
● 単柱・複柱の単純なケースでの最低価格が概ね3万円程度です。 一方で門型柱のように比較的パラメータが多く確認箇所の多い場合は8万円~10万円以上となる場合があります。
● 以上はあくまで1基でのラフな試算です。 なお特殊な構造などでプログラムの修正を必要とするケースではコストがアップします。 ただ過去の例では1基あたり20万円を超える様なケースは稀です。 多くの場合は修正が発生しても10万円代程度がほとんどです。
● 事情によりカットアンドトライが必要となる場合でもパラメータ変更が比較的容易な場合はできるだけ追加料金を頂く事の無い様に心がけております。
● 成果物をメールでお送りしたのちに納品チェックで問題無ければお支払は弊社指定口座への振り込みでお願いしております。
● 弊社ではこの様な強度計算の委託を25年以上にわたって実施して参りました、どうぞお気軽にご相談ください。