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Q01:道路標識の耐用年数はどの程度ですか、また耐候性能はどの程度ですか? |
A:メーカー保証値は封入レンズ型が5年、高輝度カプセルレンズ型が10年となっています。耐用年数としては臨海地や山間部などの設置場所や環境状況によっても差が出てまいります
ので一概には申し上げられません。経験的にはごく一般的な市街地や郊外で10年以上の耐用年数は有ると考えております。
柱(SS400)や標識板(アルミ)についても一般的なケースでは概ね10年以上と考えられます。
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Q02:役所に提出する構造図やレイアウト図を入手する方法は? |
A:弊社にご発注の標識に関しましては弊社営業担当にご連絡頂ければ対応させて頂きます。印刷物としてはもちろんですが、
電子メールを利用したPDF形式のファイルの配信サービスも行っております。またこのホームページでも基本的な標識についてPDFファイルのダウンロード・サービスを行っています。
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Q03:標識板や標識柱の保証期間はどのようになっていますか? |
A:Q1とも関係することですが、フィルムのメーカー保証値は封入レンズ型が5年、高輝度カプセルレンズ型が10年となっています。残念ながら標識板や標識柱の正式な保証期間の設定はございません。Q1にも記述致しましたように
一般的なケースで実績をみますと10年以上の耐候性はあると考えられます。
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Q04:反射材の種類にはどのようなものがありますか? |
A:代表的な反射材の種類は次の3種類です。
■エンジニアグレード・フィルム(封入レンズ型)
■ハイインテンシティグレード・フィルム(高輝度カプセルレンズ型)
■ダイヤモンドグレード・フィルム(プリズムレンズ型)
プリズムレンズ型が最も反射率が高く、従って高い視認性を持ち、現在はこのタイプに順次移行されており、規制・警戒・指示標識はほとんどこの
タイプとなりつつあります。最近ではこのプリズムレンズ型反射シートに蛍光を加えた「蛍光ダイヤモンドグレート」も使用されるように
なってきています。
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封入レンズ型の構造 |
高輝度カプセルレンズ型の構造 |
プリズムレンズ型の構造 |
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Q05:光の反射性能はどの位ありますか? |
A:光の反射性能の詳細な資料につきましては電話(086-241-5705)又はメールにてお問い合わせ下さい。
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反射性能 | 観察角 | 入射角 | 白 | 赤 | 青 |
12' | 5° | 430 | 70 | 20 |
30° | 235 | 45 | 11 |
20' | 5° | 300 | 45 | 15 |
30° | 150 | 20 | 7 |
1.0° | 5° | 80 | 12 | 4 |
30° | 50 | 8 | 2.5 |
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左の図はプリズムレンズ型の反射性能の表です。単位はcd / (lux・u)です。
観察角とは観察者側のヘッドライトから発光した光が観察者に戻る角度で、入射角とは標識板に入射する光の角度です。
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Q06:デザインも含めて看板を依頼したいのですが製作できますか? |
A:弊社は専任のデザイナーは擁しておりませんが、過去多くのデザイン標識・看板を手がけてまいりました。また多くの版権フリーのデザイン素材も有しており、ご要望の
イメージや或は具体的なレイアウトなどを頂ければご相談に対応させて頂きます。また専門のデザイナーをご紹介させていただく事も可能です。 |
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Q07:納期はどの程度かかりますか? |
A:標準的な納期を次に示します。時期的な要素や在庫の有無、また特注の要素などありますので概略と
お考え下さい。特に柱の中でテーパーのメッキは納期が特に長くなっておりますのでご注意ください。
■標識板(大型)
■警戒・規制標識
■(白)路側柱
■(メッキ)路側柱
■F・逆L型柱
■F・逆L・門型のテーパー柱
■スパイラルダクト、アンカーボルト
■鉄筋
■路面表示材
■強度計算書
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14日
7日
7日(在庫有り)
14日
30日
45日
14日
7日
7日(CVシリーズ白黄常時在庫有り)
1日〜数日
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Q08:標識柱を回りの環境に配慮した色合いにしたいのですが何か良い方法は? |
A:塗装処理による方法と、木目調などのフィルムを貼り付ける方法の二通りがあります。塗装の
場合は単色ですが、バリエーションは豊富です。一方フィルムによる方法はバリエーションは限られますが色々な質感を持たせることが可能です。耐候性に
ついてはどちらも遜色ないと思われます。最近ではフィルムによる質感が喜ばれるケースが増えています。
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Q09:標識柱へ広告のチラシを勝手に貼られて迷惑しています、なにか良い方法は? |
A:貼紙防止用シートがあり、これを支柱に貼ることでチラシなどの貼紙を防止することができます。これは潤滑性の高い表面を持つ特殊な
シートで、チラシ等の貼紙が非常に粘着しづらくなります。
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Q10:当社は民間会社ですが、反射材を使った看板は製作できますか? |
A:製作自体は全く問題ありませんが、公道の幹線沿いへの設置には法令による制限があります。詳細は最寄の県民局もしくはその他の管轄自治体に
ご相談ください。なお工場敷地内等、私有地内でれば問題ありません。
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Q11:農業用水や道路脇の側溝のわかりづらい所があり危険なのですが何か良い方法は? |
A:簡単にはカラーコーン(三角すい)の様なものから側溝に取り付ける反射板など各種安全用品がございます。詳しく安全用品のカタログ
がありますので、電話(086-241-5705)又はメールにてお問い合わせ下さい。
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Q12:総額でどの程度の金額になりますか? |
A:面積、素材、レイアウトの複雑度あい、使用するフィルムの色数等々・・金額を左右する要素が多く
一概には申し上げにくいのですがアルミの単板ですと多いケースとして4万円/u前後です。これは一般の看板業者からみますと高価な部類に
入ると思います。しかし3Mの非常に高性能なフィルムを用いており弊社としましては決して割高では無いと考えております。たとえば文字に
赤色が使われいたとして何年で色落ちするでしょう?。ひどいものでは数ヶ月でほとんど白色に退色してしまいます。弊社の使用する3M製品
では実績として南向きの看板で7年経過してもほとんど色落ちしておりません。現在入手できる最高の素材を用いている点を評価いただければと
考えます。
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Q01:強度計算式の根拠となっているのは何ですか? |
A:弊社の強度計算プログラム(NSAS)の計算式のベースとなっているのは、社団法人日本道路協会発行の道路標識設置基準・同解説、及び道路橋示方書・同解説です。
またNSASは更に社団法人全国道路標識・標示業協会発行の道路標識ハンドブックも考慮し開発しています。多くの標識製造メーカの強度計算はこれらの解説書の記述に準じているものと考えられます。
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Q02:強度計算結果は保証されたものですか? |
A:現在道路標識の強度計算プログラムに対する認証制度等の規定は無く、各社が独自に開発したソフトウエアや手計算によって回答を出しているのが現状です。
従ってどのメーカの強度計算も公的機関等によって保証されたものではありません。また現在はほとんどの場合無償のサービスとしてお客様に計算書が提供され公的機関に添付資料として納入され、
その機関によって精査が行われています。弊社の強度計算プログラムの計算結果も保証までは致しかねますが、当然の事ながらQ1の書籍等の結果に一致している事を社内で検査したうえで使用しています。
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Q03:民間の看板を扱っていますが、どの位の風速に耐えるか計算できますか? |
A:柱に据え付ける構造のものであれば一般的な店舗の看板も計算できます。ただし梁構造や柱形状が特殊な場合、たとえば梁のフランジ部分の計算は適用できないなど部分的に問題が出る場合も
希にありますが、概ね主柱の強度や基礎の強度などは問題無く出来るケースが多いです。なお看板製作ではなく計算のみの場合は有償となります。
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Q04:道路標識は風速何メートルまで耐えるのでしょうか? |
A:監督官庁や公的機関、また一般道や高速道路、そして長大橋等、状況によって定められた耐風力は異なりますが一般道での路上に設置される
標識は風速50m、同じく路側に設置される標識は風速40mで設計が行われています。
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Q05:柱が腐食した場合は強度が落ちると思いますが、強度計算上はどうなりますか? |
A:主柱の強度計算ではその柱のGL部分の形状とサイズ(直径、肉厚など)、そして素材の種類によって許容できる応力度が決まります。従って腐食によって減肉となった場合
ひびなどのきずが無いという条件が付きますが、正味の肉厚が判れば計算する事ができます。弊社ではその肉厚を検査する新たな非破壊検査サービスを現在準備しております(既に資格は取得しております)、
その検査により正味の肉厚を調べ、計算によって耐えうる風速を求める事ができます。
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Q06:基礎の強度計算は土質に左右されると思いますが、どのようになっていますか? |
A:道路標識はビルや橋梁などに比べ比較的小規模であり、通常はJISで定められた標準貫入試験に基づくN値に基づいています。通常N値は10が用いられていますが
特にゆるい地盤であったり考慮すべき要因を指示された場合はN値を変えて計算を行います。弊社も含めて一般に強度計算プログラムではN値以外にも土の単位重量、受動土圧係数などが設定できる
様になっており必要に応じてそれらの値を変更できますがN値以外の値の変更は希です。なお、大型構造物などの場合は基礎も相当深いものになりN値自体も深さによって異なりそれらを考慮した設計がされる
ようですが道路標識では単一のN値で計算を行っています。
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Q07:強度計算プログラムを入手したいのですが販売していますか? |
A:弊社の強度計算プログラム(NSAS)は年間のご契約に基づく有償提供を行っております。詳細に関しましては電話(086-241-5705)又はメールにてお問い合わせ下さい。
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Q08:壁高欄の壁面に受け台を設け、標識を立てたいのですが受け台の強度計算ができますか? |
A:弊社の強度計算プログラム(NSAS)とは別に受け台専用のプログラムにより計算致します。受け台のボルト本数やリブの取り方などにより計算方法が異なって
来るため要求いただいた形状に合せてプログラムの変更を行い算定を行っておりますので(受け台は汎用的なプログラムにしづらいため)数日間のお時間を頂いておりますが対応可能です。
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Q09:置き基礎を検討していますが風強度は計算できますか? |
A:弊社の強度計算プログラムには置き基礎のメニューは有りませんが、直接基礎の計算機能を利用して対応致します。
置き基礎の計算は比較的小規模でもあり手計算でも可能なレベルですので特に問題ございません。
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Q10:ビルなどの建築物の強度計算はできますか? |
A:弊社、強度計算プログラム(NSAS)では残念ながらビルや大型建築物の強度計算を行う事はできません。弊社強度計算
プログラム(NSAS)はあくまで道路標識や看板に特化したソフトウエアで自動的に構造図を出力できるなどの利点を持つ反面、完全な汎用性を持つものではございません。
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Q11:アーチ型柱や門型柱に複数の異なるサイズの標識板が付いている場合でも応力の分布がわか りますか? |
A:弊社、強度計算プログラム(NSAS)は複数の異なるサイズの標識板が付いている場合の対応にも十分考慮されており、応力分布図も計算書に出力
されます、梁方向の応力分布は1cmきざみで計算しますので不規則な板配置でも的確に最大応力を求めた上で強度計算を行っています。また更に主柱に共架された標識も同時に計算可能です。
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Q12:看板の耐風力を計算してもらいたいのですが料金はいくらですか? |
A:1〜数本の柱に付けるタイプの看板であればお受けしております。ただ形状によってばらつきが有り一概にはお答えできませんが、柱が4本以下で
単純な四角や円形の看板であれば数千円〜程度で計算致します(結果は計算書として納品致します)。
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Q01:標識の柱にサビが出ていますが何か対策はできますか? |
A:サビの状況もしくは腐食の度合いが最も重要だと思われますが、明らかに表面的なものでしたらペーパーがけの
後、ローバル塗装で対処可能と考えられます。サビがある程度進行している可能性がある場合でもその面積が極めて小さい場合は直ちに危険
という事は無いと考えられますが、ある程度の面積を持っている場合は詳細な調査が必要です。非破壊検査によって腐食による減肉やその広がり
を調べる事ができます。またその広がりが判ると強度計算によってどの程度の風速に耐えられるかを求めることができます。
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Q02:私有の駐車場に無断で車を駐車されて困っています、何か良い方法は? |
A:手軽な対処としてカラーコーン(三角すい)の設置でも効果があると思われます。さらに無断駐車お断りの看板設置などの方法
があります。その看板の内容を工夫し、更に反射材を用いることで更に効果アップをはかることができます。ただし反射材はどこにでも設置できる訳ではありませんので
詳細は弊社にご相談ください。
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Q03:自宅の直ぐ前が交通量の多い道路ですがカーブミラーは設置できますか? |
A:個人的に設置される場合、その設置場所が私有地内であれば問題ありませんが、無許可で公道や電柱などの設置することは
できません。その様な場合は最寄の自治体・警察署にご相談ください。
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Q04:内照式の企業の看板(樹脂製)の製作はできますか? |
A:弊社内では製造しておりませんが、協力会社と共にお引き受けいたします。過去にも実績がございます。
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Q05:道路標識はやや下向きに傾いているようですが、角度に何か基準はあるのですか? |
A:全国的に見た場合、各地で対応が異なるようです。大阪府などでは傾きを持たない標識がほとんどですが、たとえば岡山県下では
通常約3°の傾きを持っています。この様に全国を統一する角度の規格はありません。概ね0°〜5°の範囲で設定されているようです。実際は管轄の機関の指示に
従って製作しています。当然の事ですが角度を持つほうが標識板に対する入射角が小さく、従って光の反射率も高くなります。
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Q06:F型柱などの梁部分はたわみが考慮されていると聞きましたが本当ですか? |
A:F型柱、逆L型などは強度計算を行い公的機関に提示しますが、その中にたわみの計算があり、その値を見ますと
概ね1センチ〜数センチのたわみが必ず発生しています。そのため標識柱のメーカーでは、梁と標識板の自重合計と梁のたわみとの相殺によって標識板がほぼ水平にな
るように、若干梁の先端が高くなる様な設計・製造をしています。
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Q07:塩ビパネルなどでゴミ捨て禁止などの表示をしたいのですができますか? |
A:数多く手がけております。ゴミ捨て禁止、動物遺棄の警告、貼紙禁止等々色々な種類がありますが、複数色のフィルム
を用いたり、イメージを印刷したフィルムでの施工など、各種ご要望にお答えいたします。
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Q08:反射材が結構目立つので追突防止のために商用車に貼ってみたいができますか? |
A:弊社で対応致します。近年その有効性が認識されはじめ特にトラックの事故防止で有効です。ドイツで大規模な調査が
行われ、その効果の大きい事が実証されています (詳細はこちら)。また良く電飾などで視認性を上げているケースは見かけますが反射材フィルムは全くエネルギー消費がなく、
耐久性も優れているため、トラックやタクシーなどのお客様に喜ばれています。
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Q09:町内のゴミステーションの前によく車を駐車されて困っています、本物の駐車禁止の標識は
設置できますか? |
A:正式な駐車禁止の標識はもちろん自由に設置できるものではありません。基本的には不可です。しかし場合によっては正式な駐車禁止の
標識の一部にたとえば御願いの文書を重ね貼りする事で認められるようなケースも無いとは言えない様です。問題が深刻なようでしたら一度最寄の警察署に相談されても良いかも知れません。
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Q10:道路標識を設置するために参考(基準)になるものは何かあるのでしょうか? |
A:道路標識の設置につきましては、「道路標識設置基準・同解説」(発行元:日本道路協会 税込価格:6,500円 A5版 338ページ)
があります。道路標識設置工事に関することは、その地方にある国道、都道府県市町村道等の道路標識設置指定業者、または公安委員会指定の業者にお尋ねになるか、
最寄の土木事務所、もしくは警察本部交通規制課にて道路標識設置に関する資料について教示頂ける場合もあるようです。
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Q11:公道に面した商店ですが、派手な看板を立てたいのですが何か規制はあるのでしょうか? |
A:都道府県や市などの条例によって、周囲の環境等に配慮するなどの規制が有り、それらの条例に基づく規制の対象に
ならないかを十分検討する必要があります。また派手な看板によって道路標識の見落としにつながるなどの指摘を受けることもありますのでご注意ください。
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